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先天性の重度の脳性まひという障がいを持って生まれました。
手足に重い麻痺があり、24時間誰かの介助が必要な状態です。
普段は、電動車椅子を使い在宅で生活しています。
母やヘルパーさんの介助を受けながら過ごしています。
こんな私は小さい頃から自分は何もできないと思っていました。
今から5年前には、悪性腫瘍を患い、お医者様から
一時は余命1ヵ月との宣告を受けました。
7ヶ月に及び入院治療のおかげで今は、経過観察となりました。
長い入院生活の中で、命について今までとは違った角度から考える機会
となりました。
助けてもらった命だからこそ、そのタイムリミットが来るその日まで
精一杯今の私にできる何かを見つけたいと思い、絵を習い始めました。
麻痺があるため、なかなかうまく動かない手なのですが
表現できること自体に喜びを感じている自分がいることに
気づいたのです。
そんな私がふと気づいたことがあります。
それは、私のような障がいを持った人の生活をご存じない方のほうが
多いという印象があったからです。
私には、どうしても諦め切れない夢があります。
それは、両親亡き後も施設ではなく、皆さんと共に同じ
フィールドの中で地域の一員として生きていきたいということです。
ヘルパーさんの支援を受けながら、在宅生活をされている方は現在も
少数は、いらしゃいますが、まだまだ、厳しい状況があるのが
現実なのです。
そのためには、まず こんなふうに毎日暮らし、思っている
私がいることを地域の人、子ども達からお父さん、お母さん
おじいちゃん、おばあちゃん
までに知ってもらうことから始めたいと思い、この活動を始めました。
私の出来ることは微々たることだと思います。
しかし何もしなければ今の現状は、変わりません。
どうしても叶えたい夢の実現のために今の自分にできることを
コツコツしていきたいと思っています。
こんな私ですが、皆さまの温かい応援を
よろしくお願いいたします。
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